「ジョブカフェ信州」は、若い世代の“働く”をサポートする施設です。
県内には松本市に「松本センター」、長野市に「長野分室」があるほか、各地で出前講座や出張相談会なども開催しています。
就活生をはじめ、40代前半までの若者であれば、誰でも利用できます。就活はもちろん、就職した後でも、さまざまな“働く”ことについて、何でも気軽にご相談ください。
「ジョブカフェ信州」へ行ってみよう!
今回は、JR松本駅から徒歩5分、松本フコク生命駅前ビル1階・2階にある「松本センター」についてレポートします。
初回はまず1階受付で利用者登録を行います。相談履歴を参考にして、より適切なアドバイスを行うために、登録をお願いしています。
室内では、パソコンやパンフレットなどで情報収集ができるほか、アドバイザーと個別に話せるブースも設けています。
実際にどんな企業があるか調べたい、という場合にはヤングハローワーク(労働局)を併設しているので、すぐに検索も可能。若者の就職支援をワンストップで行っています。
「ジョブカフェ信州」でできること
コンピューターを使った職業適性診断
職業選択の手がかりを見つけられるよう、利用者自身がコンピューターを使って職業選択に役立つ適性診断ができる総合的なキャリアガイダンスシステム(キャリア・インサイト)を利用することができます。
どのような仕事に就いたらいいのか迷っている人や、自己理解、職業理解が十分でない人のほか、実際に働いているけれど今の仕事が適しているのか悩んでいる人にもお勧めです。
就職活動について相談
キャリア形成・職業能力スキルアップの相談に応じるアドバイザーが、1~2時間ほどかけて、ゆっくり丁寧に話を伺います。アドバイザーはキャリアコンサルタントの資格を取得している、“働くこと”のプロ。仕事探しのお手伝いから、就職活動の方法、ESの書き方、面接練習など幅広く対応します。もちろん、「就活をしなければと思うけど、何からすればいいのか…」という方でも大丈夫です。(相談は予約制です。WEBコンサルティングも行っています)
“なりたい自分”を一緒に探そう
所長の黒岩芳広さんにお話を伺いました。
最近の就活は、インターネットでの情報収集が主流ですが、「情報があり過ぎて、欲しいものが見つからない」という声や、「何をどうやって探せばいいか分からない」という声を聞きます。また、大学のキャリアセンターを利用している就活生もいると思いますが、ほかの学生と重なって利用できなくて困っている、そもそも何を相談していいか分からない、ということもあるようです。
今は情報量が多過ぎて、取捨選択が難しい。“自分のやりたいこと”が明確でなければ、情報の波に飲まれてしまいます。
「自分はどんな働き方をしたいのだろう」「どんな仕事が向いているのだろう」という“就活の第一歩”で戸惑っている人にとって、ジョブカフェ信州は、そのヒントが見つかる場所でありたいと考えています。
学生の皆さんにとっては、大人と1対1で話すということ自体が、良い経験になります。大人に対して自分の思いや考えを話すことは、面接の練習のようなものです。たくさん話して慣れておくのもいいのではないでしょうか。
また、ジョブカフェ信州は就活中だけではなく、働き始めた後も利用できます。例えば、社会人になってからも、就活時に相談していたアドバイザーに話をしに来る人、中には「職場が想像していたのと違った」という人や転職の相談をする人もいます。
何かあったときに頼れる場所、味方になってくれる場所があるのは心強いと思います。ただ、答えを見つけるのは皆さん自身。ジョブカフェ信州はそのお手伝いをします。まずは、気軽に足を運んでみてください。
利用者の声
アドバイザーの相談記録から、利用者の様子を紹介します
- 県内の大手企業から内定をもらえたのですが、就活を継続しようかどうか迷っていて、相談しました。就活中はスケジュールがタイトで精神的にもかなり参っていたので…。「続けるには、強い精神力とモチベーションが必要」とアドバイスをいただき、もう一度ゆっくり考えてみようと思いました。
- 就活中に利用しましたが、先日受けた面接試験を一緒に振り返り、これからの活動について相談することができました。
ジョブカフェ信州は、無料で利用ができます。個別の相談のほかイベントも随時開催しているので、サイトをチェックしてみてください!
⇒ジョブカフェ信州の詳細はこちら
県ではさまざまな形で就活をする学生の皆さんに向けたイベントを開催していく予定です。イベントは、LINEやメルマガで最新情報をお届けしているので、ぜひご登録ください!